プロの風呂釜洗浄

お風呂の追い焚き配管から黒い粒が出てきたらご一報ください

電話 03-6337-6311 まずはお風呂の様子をご連絡ください      サービス地域はこちら   


追い焚き配管から出てくる汚れの中にサビやゴムが混じっていたら

 

浴槽の沸かし口から黒い汚れ(粒)が出て来ることがきっかけで、お風呂の見えないところ(追い焚き配管内)の汚れに気が付いたというケースがよくあります。現場で追い焚き配管を洗浄してみると、浴槽に出て来る黒いつぶの中には、汚れ(ヌメリ)とともにサビやゴムのカスが混じっていることがあります。

 

ゴムには補強材としてカーボンブラック(塗料)が使われているから黒くなっています。また、合成ゴムはもともと石油が原料であるので劣化すると溶けて、配管内壁や浴槽の壁にくっついてしまい、黒いつぶ状のよごれとなります(1番目の写真)。

 

サビである場合、どこのサビかというと配管(金属製の場合)そのものから出たサビです。追い焚き風呂給湯器と浴槽との間でお湯を循環する配管です。

 

設置時期としては2000年が境目になっていて、それ以降に設置された配管には樹脂製ホースが多いのですが、それ以前に設置された配管には銅製が多いのです。

 

 したがって、15年以上経過した銅製の配管がサビていることがよくあります。浴槽や給湯器を新しくしても、壁の中や床下をはわしている配管を交換することが大きな工事になるためそのまま再使用していることが多いのです。マンション等集合住宅ではいっそうその傾向があります。そうなると当初設置された銅製の配管が今でもそのまま使われています。

 

黒いつぶがサビだったときは

 

「プロの風呂釜洗浄」はお風呂の追い焚き配管内の汚れを取る技術ですので、配管自体が発生源になるサビのつぶを取り切れない場合があります。配管内洗浄でサビをいったん取り切ることができると黒いつぶの出方を大きく改善できますので、黒いつぶがサビだとわかれば、洗浄を通常の時間より長く実施しています。あくまでも配管内の錆び具合によって、サビの出方をどこまで改善できるかはケースバイケースになります。

 

なお黒いつぶがサビであることがわかった場合には、根本的解決のためには配管を交換する必要がありますので、原因がサビであることをお客様にはっきりお伝えしております。

 

また、サビの見分け方は押しつぶしてみることです。サビのつぶ(2番目の写真)を押しつぶすと粉々につぶれます(3番目の写真)。一方汚れ(ヌメリ)であれば押しつぶそうとすると伸びたり広がったりします。



なぜ、追い焚き風呂が雑菌風呂になってしまうのか?

 

 

 

人がお風呂に入ると毛穴が開き皮膚の油脂分やタンパク質が溶け出します。これは、お風呂の清浄作用という作用の一つです。むしろお湯につかっている間に、浴槽外で体を洗った時より多くの汚れが、皮膚から湯船に流れ出していると言われます。

 

風呂釜とは、現在では追い焚き機能のついたガス給湯器のことです(かつてはバランス釜でした)。追い焚きすると、人体から出た汚れが混じったお湯が追い焚き配管の中に吸い込まれて、温められて戻ってくるという仕組みです。 

 

湯中の汚れが追い焚き配管内を循環するうちに、配管が折れ曲がっているところ等の内壁に付着します。付着したところに重ねて付着していき、やがてその汚れを栄養源にして雑菌が繁殖して、バイオフィルム(生物膜のヌメリ)を作ります。

 

追い焚き風呂は、浴槽と給湯器(風呂釜代わり)とを離れた位置に設置できるので、両者を長くて折れ曲がったパイプでつなぐことがあります。10メートルを超える配管だと、それだけ、バイオフィルムができやすい箇所が増えます。

 

バイオフィルムの中で繁殖している大腸菌やレジオネラ属菌などの雑菌は、バイオフィルムによって消毒液などから守られますので、市販の洗浄剤などでは完全に除去することができなくなっています。

 プロの風呂釜洗浄はエコキュートにも対応します。

↓[エコキュートの追い焚き配管を洗浄中]


赤ちゃんや高齢者、アレルギー体質をもつ人を、汚れを除去したお風呂に入れてあげてください

 赤ちゃんや高齢者、アレルギー体質をもつ人のお肌はとてもデリケートです。湯船を毎回換えても配管の中には、大人のかくれ汚れがこびりついています!

 

抵抗力の弱い新生児を、「プロの風呂釜洗浄」によって、汚れやアレルギ―の原因物質を除去したお風呂に入れてあげてください。

 

妊婦の方の出産準備は雑菌の除去から始めましょう。妊娠でホルモンバランスが崩れ免疫低下した母体に細菌風呂は危険です!

 

美容脱毛で剃ったり抜いたりした傷ついたお肌は穴が開いています!脱毛後の炎症・ぶつぶつ・肌荒れ対策として雑菌風呂を避けた方がよいでしょう。

 

レジオネラ属菌の感染による死亡事故の被害者には、免疫力の低下した高齢者が多いので、高齢者の方も雑菌風呂を避けてください。  


風呂で繁殖するレジオネラ属菌は、なぜ危険ですか?

レジオネラ属菌とは、土壌や河川、湖沼など自然界に生息する「細菌」の一種です。外出した人の体に付着して家屋内に持ち込まれています。

 

一般に20~50℃で繁殖し、36℃前後で最もよく増殖します。また、アメーバなどの原生動物の体内で増殖するため、これらの生物が生息する生物膜(バイオフィルム)内部に保護された生育環境となっています。一般家庭では風呂の追い焚き配管内に残る湯などが原因で繁殖します。

 

レジオネラ属菌による細菌感染症には、劇症型の肺炎と一過性のポンティアック熱があります。肺炎を含むのは「重症」の型であり、ポンティアック熱は「軽症」の型です。レジオネラ症は、重症化するとレジオネラ肺炎になり、高熱、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛などの症状が現れます。死につながることもあります。

 

そこで、公衆浴場やプール等での雑菌繁殖度合いをATP測定機によってチェックする場合は、レジオネラ属菌の検出率がほぼセロとなる境目の値を安全判定の目安にしています。

 

レジオネラ属菌は、循環式浴槽など水(湯) が滞留する「39度前後」(一般細菌よりも少し高い)の環境で増殖しやすいのですが、その水を飲んでも感染すると言うわけではありません。

 

この循環式浴槽や給湯設備などの中で増殖すると細かい水の粒子であるエアロゾルによって周囲に飛散します。このレジオネラ属菌を含むシャワー・噴水などの細かい水の粒子を吸い込むことによって「呼吸器から肺へ」感染するといわれています。

 

人から人への感染はほとんどありませんが特に、高齢者や幼児が感染しやすいことが知られています。

 

また、家庭用の加湿器の水タンクでレジオネラ菌類が繁殖したため、噴き出される霧に菌が混じってしまい感染が起こっています。



【プロの風呂釜洗浄 作業上のご注意】

◆洗浄作業時に電気、水道を使用させていただきます。◆作業時間が目安としている120分を越えることがあります。◆配管が鉄管、銅管の場合、洗浄後も錆や鉄粉が出ることがあります。◆給湯器内部のゴムパッキンが劣化して欠けたゴム片が出て来ることがありますが、湯垢でないため完全に除去できないことがあります。◆配管などの構造上、完全に汚れを除去できない場合があります。◆エコキュートの場合、湯切れのために洗浄を完了できないことがありますので、事前に満水(沸き増し)にしておいてください。エコキュートの場合、なるべく午前中の作業開始をお願いします。◆浴室の壁や床、排水口などのクリーニングは対応外です。◆井戸水をお使いの場合や木製の浴槽の場合に対応できないことがあります。◆給湯器の故障のため、追い焚きができない場合は洗浄ができません。◆給湯器の故障の修理は対応外です。