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【健康入浴とは】(2)湯温1度のちがいが健康効果には大きなちがい

日本人のお風呂に浸かるという習慣が健康維持によい効果を発揮しているといいます。果たして本当でしょうか。本当でも嘘でもありません。なぜなら、湯温と浸かっている時間によって、効果も逆効果もあり得るからです。

 

日本人は昔からお風呂に浸かってきたにもかかわらず、お風呂の効果の科学的研究が行われたのは、以外にも最近のことです。そのため、当たり前と思われていたことがひっくり返ってしまうかもしれません。

 

書籍『たった1℃が体を変える』(早坂信哉、KADOKAWA、2014年10月24日初版)が、近年の研究成果ををコンパクトにまとめています。たとえば、症状によって最適な湯温と浸かる時間があるそうです。浸かれば浸かるほどよいわけではないのです。「肩こり」なら最も効果があるのは「40℃に10分」、「アトピー性皮膚炎」なら「38~40℃に15分」と、具体的に示してくれます。

 

お風呂を楽しみながら、欲張って健康維持にもご活用ください。