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【プロの風呂釜洗浄入門】(1)風呂の黒いつぶの正体は汚れかサビか?

「お湯を張ると黒いつぶつぶが出てきます。何とかしてください」という依頼がよくあります。

 

実は黒いつぶがサビであることがあります。

 

浴槽と給湯器を結んでお湯を運ぶ配管を、プロの風呂釜洗浄でクリーニングすると、黒い汚れ=配管内壁からヌメリ(バイオフィルム)が細かくはがれたもの、であればそれを元から除去してしまうことができます。

 

したがって、洗浄後は黒いつぶが止まることが期待されますが、止まらないこともあります。この止まらない場合の一因が、黒いつぶの正体がサビであるケースです。

 

この場合ですと、風呂釜洗浄の途中で、黒いつぶの種類が異なることに気付きます。プロの風呂釜洗浄では、追い焚き配管内部に細かな泡をどんどん送り込んで洗浄し、配管内部の汚れを泡と結合させることによってはがして浴槽にはき出します。すると洗浄が進むにつれて、図の①に描いた泡がどんどん広がって表面を覆っていきます。泡を見ると、もともと真っ白だった泡が茶色いまだら模様がついていたり、黒いつぶを包み込んでいたりします。

 

ところが追い焚きによる黒いつぶのはき出しが続いていると、図の②のように、浴槽の底にも黒いつぶがたまります。

 

これらの2種類の黒いつぶ、図の①の泡に包まれて水面に浮かんでいる黒いつぶと、図の②の泡と結合しないで底に沈んでたまっている黒いつぶとは、発生源が別物であると考えられます。

 

実は、底に沈んでいる方の黒いつぶの正体が、サビであることが見られます。10年以上築年数を積み上げている家屋、マンション等では、追い焚き配管に現在主流の樹脂ではなく、金属(銅)を使っています。もし銅管であれば、配管内部がさびて、はがれたサビが浴槽に出て来ることがあります。