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【健康入浴とは】(4)お風呂は1度温度を変えると体への効果が大きく変わります

お風呂は1℃温度を変えると体への効果が大きく変わります。本日午前7時から放送され、早坂・東京都市大教授が出演した「健康カプセル ゲンキの時間!」の要点を収録します。

 

番組では、状別にどの温度でどれくらいの時間お湯につかることがよいのか、それを「1℃の方程式の解」と呼んでいました。肩こり、呼吸器、冷え性と、具体的な症状を3つ取り上げていました。

 

42℃を境にお風呂の効果は真逆に

 

42℃以上だと交感神経が活発になり興奮状態になります。一方、41℃以下だと副交感神経が活発になりリラックス状態になります。42℃がその境目になるわけです。

 

この関係を使った症状別に改善効果のある入浴法を「改善したい症状:適した温度 × お湯につかる時間の目安」という形にまとめて、「1℃の方程式の解」と名付けます。

 

 ■ 1℃の方程式の解(その1)肩こり改善

 

「41℃ × 10分」が筋肉を柔らかくしてくれます。42 ℃以上だとかえって固くしてしまいます。

 

■ 1℃の方程式の解(その2)呼吸器改善

 

「42℃ × 5分」がおすすめです。交感神経を刺激して気管を広げてくれるからです。熱めの蒸気を吸うとで気管が広がるので、42℃の蒸しタオルを20秒間鼻に当てることも効果があります。

 

■ 1℃の方程式の解(その3)冷え性改善

 

 

「41℃以下 × 15分」がおすすめです。42℃以上だと交感神経が活発になって末梢血管が収縮するので血流が滞ってしまいます。また汗をかくので体温が下がるのが早くなってしまいます。

 

熱いお湯に入りたいときには

 

熱いお湯が好きで入りたい人は、まずは低めの温度のお湯で体を慣らします。次に熱い湯船に移ったら一気に全身を沈めないで、まず下半身を温めます。急激に血圧が上がるの注意が必要です。