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【健康入浴とは】(ヒートショック特別編4)続く寒波、再度「ヒートショック」に対するご注意を

寒い日が続きますので、お風呂に入るときは一層「ヒートショック」に対するご注意を。ヒートショックは最悪の場合死につながります。

 

リンナイ株式会社が2016年11月に発表した『「⼊浴習慣」と「⼊浴時のヒートショック」に関する意識調査』では、「危険度数の⾼い“ヒートショック予備軍”は約5割と多数」と警告を呼びかけています。(調査結果はこちらからお読みください

 

当調査結果の中に、東京都市大学人間科学部の早坂信哉教授 が作成した「ヒートショック危険度 簡易チェックシート」が掲載されています。この際、皆様に見直していただきたく、チェックシート全文を引用します。

 

5個以上のチェックでヒートショック予備軍と診断されます。当てはまる項目数が多ければ多いほど、ヒートショックの危険度が高いと考えられますので、1つでも当てはまる場合は対策をお始めください。

 

【ヒートショック】危険度 簡易チェックシート

 

 

□ メタボ、肥満、糖尿病、高血圧、高脂血症、心臓・肺や気管が悪いなどと言われたことがある

(対策)この方たちは動脈硬化がすすみ、ヒートショックによって大きな病気になりやすいのです。

□自宅の浴室には暖房設備がない

(対策)浴室に暖房がない家庭ではシャワーをかけ流して湯気をたて温度を上げましょう。

□ 自宅の脱衣室に暖房設備がない

(対策)寒い脱衣室でもヒートショックが起こります。暖房で20℃以上にしましょう。

□ 1番風呂に入ることが多いほうだ

(対策)1番風呂は浴室が温まっていないことが多いのです。

□ 42℃以上の熱い風呂が大好きだ

(対策)熱い湯は交感神経を刺激して血圧を急上昇させます。40℃以下にしましょう。

□ 飲酒後に入浴することがある

(対策)異常な血圧低下や転倒の危険があります。

□ 浴槽に入る前のかけ湯をしない、または簡単にすませるほうだ

(対策)かけ湯は血圧上昇を防ぎます。

□ シャワーやかけ湯は肩や体の中心からかける

(対策)ヒートショックを避けるには体を少しずつお湯に慣らすことが大切です。手足の先から順にお湯をかけて体を慣らしていきましょう。

□ 入浴前に水やお茶など水分をとらない

(対策)脱水は血液の粘り気を増し、血の塊(血栓)ができやすくなり、ヒートショックよって起こる 心筋梗塞など をよりひき起こしやすくします 。

□ 1人暮らしである、または家族に何も言わずにお風呂に入る

(対策)いざというとき、助けてもらえる体制を作りましょう。