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【美容入浴とは】(4)入浴したらできる手の指先のしわで角質層の働きを実感

スキンケアとはお肌の表面を覆っている角質層のケアです。角質層が保湿する仕組みについて、1月3日ブログ「皮膚がうるおい(角質層の水分)を保つ仕組みとは」でご説明しました。

 

この重要な角質層の働きを実感していただくために、入浴したらできる手足の指先のしわに注目します。

 

お風呂につかっていると、手足の指先の手の平側にしわができます。これは角質層が水分を吸収して伸びたとき、固い爪のあるところに伸びた分が広がれないため、その分がしわとして折りたたまれるためです。全身の角質層が指先と同様に伸びているのですが、全体的に伸びた分が広がるので目立ったしわにはなりません。

 

そして、せっかく吸収した水分は、セラミドのように維持する仕組みがありませんから、お湯から出たら急速に失われます。お肌の保湿は、入浴による肌の水分吸収の効果ではなく、別の仕組みが働いているからなのです。指先のしわは入浴後どのくらいの時間残っていたでしょうか。