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【健康入浴とは】(ヒートショック特別編6)脱衣所の暖房は必要だが、そもそも日本の住宅が寒過ぎることが問題

当ブログ【健康入浴】で、冬場のヒートショックによって救急搬送される人が多いことに警鐘を鳴らしてまいりました。その予防のために脱衣所の暖房は必要ですが、そもそも日本の住宅が寒過ぎることに問題の本質が隠されています。

 

日本の戸建て住宅は木造が主流ですので、高温多湿の日本の夏に、木材を湿気によって傷めないために通気を重視した建て方が取られてきました。その通気のよさのため、冬には隙間風だらけの寒い家になっているのです。

 

かつては、家族で囲炉裏を囲んで寒さをしのいでいました。囲炉裏を使えたのは家の通気がそれだけよかったからです。現在でも囲炉裏がエアコンに代わっただけで、エネルギーを暖房のために浪費する生活から抜け出せません。浪費というのは、気密・断熱されて熱を失わない家であれは、暖房のエネルギーが大幅に節約できるからです。

 

省エネもさることながら、お風呂好きの方が実感なさっているように、体を温めることが「健康」につながることが、寒さに弱い高齢者が増えてきたことを背景にして、ようやく日本でも社会通念となってきました。

 

2020年には「住宅の2020年問題」と言われている新築住宅の「省エネルギー基準」の義務化が予定されています。そうなると既存住宅の省エネ(気密・断熱)リフォーム機運も高まることを予想します。

 

風呂上がりの身体の温かさを、暖かい部屋によって急に冷まさないようにするために、「温かい風呂」と「暖かい家」をそろえたいです。そこで【健康入浴】ブログでも、「暖かい家」実現のための気密・断熱リフォームについて。これからもお知らせしてまります。