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【プロの風呂釜洗浄入門】(6)菌を特定できないATP測定器で、危険な菌を除けたかどうやって判断していますか

プロの風呂釜洗浄では、見えない雑菌の含有度合いを数値化することができる「ATP測定器」を用意しております。ATP測定器によって、 浴槽にためたお湯 に含まれる雑菌の含有度合いを測定して除菌効果を検査できます(有料オプション)。

 

しかしATP測定器とは、いろいろな菌の総量を調べることができるだけで、菌を特定できるわけではありません。だとしたら、危険な菌を除けたかどうやって判断できるのでしょうか。

 

実は、ATP測定値の基準値は、配管内で繁殖する可能性のある雑菌の中で最も危険なレジオネラ菌類に注目して決められたのです。

 

【測定値の安全ゾーン】 

ATP測定器による検査値が25RLU(アールエルユー)未満である水またはお湯は安全ゾーンと判定しています。これは、東京の多摩立川保健所が、全国9保健所の協力を得て、公衆浴場のサンプル860検体の測定結果から、2010年に発表した基準値です。

 

25RLU未満であった検体からは、レジオネラ菌類の検出率が0.3%でした。測定値が25未満であれば、その配管内でレジオネラ菌類が潜んでいる率は0.3%程度であると見なせます。

 

一方、危険ゾーンと判定される80RLU以上の場合では、21.5%にレジオネラ属菌が検出されました。それらの中間の25~80RPUを要注意ゾーンと呼んでいます。

 

風呂釜洗浄PROでは、多摩立川保健所が定めた基準値をそのまま使っています。洗浄後の測定値が、洗浄前より改善されているだけでなく、25RLU未満になっていなければ、最初から洗浄をやり直しますので、ご安心ください。

 

こうしてレジオネラ菌類の検出に対して安全なレベル以下に下がったことをチェックしているのです。レジオネラ菌類が混じっているか否かATP測定器ではわかりませんが、測定値からレジオネラ菌類の検出率が安全なレベルかどうか判断しているというわけです。