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【プロの風呂釜洗浄・再入門】(10)プロの風呂釜洗浄が追い焚き配管のバイオフィルムを除菌できる理由

プロの風呂釜洗浄」とは、お風呂設備を構成するある個所に対して開発された洗浄技法(技法=手順と技術)です。ある箇所とは、「プロの風呂釜洗浄」が開発されるまで有効な洗浄方法が存在しなかった「追い焚き配管」の内部です。したがって「風呂プロの風呂釜洗浄」が行うことは「追い焚き配管洗浄」であるわけです。

 

それなら「プロの釜風呂洗浄」ではなく「プロの追い焚き配管洗浄」という名称にしたらよい、と言われそうです。しかし、日頃、追い焚き配管の出入口しか見えないものですから、まだまだイメージしづらいと思います。しかし、そのうち「追い焚き配管」の知名度があがれば「プロの追い焚き配管洗浄」でも通用すると思います。

 

もともと、お湯を温める役割である風呂釜は浴槽の横にあったのです(2つ穴)。ところが、風呂釜は給湯器となって、浴槽との間に長い距離を置いて室外に設置されるようになり、それらの間を往復2本の「追い焚き配管」が結ぶようになりました。そのとき割り込んできた「追い焚き配管」を風呂釜に含めて、まとめて風呂釜と呼んでいます。

 

追い焚き配管の内部がおおむね湿ったままの状態にあるうえ、追い焚きに際して湯船から雑菌や湯垢を配管内に吸い込みますから雑菌が繁殖しやすい箇所であることがわかったてきました。これは、雑菌の総数をチェックできるATP測定器による測定の結果わかったことで、推測ではありません。

 

一般家庭のお風呂において、汚れた状態の追い焚き配管から排出された溜水を測定してみると、追い焚き配管が危険なレベルの雑菌汚染にさらされていることが明らかにされました。そこで、追い焚き配管内の洗浄の本質に注目すると「洗浄」を「除菌」と言い換えることができます。

 

そもそも「プロの風呂釜洗浄」とは風呂釜の除菌サービスであることが本質です。追い焚き配管洗浄という側面は洗浄する場所から見た言い換えであることに対して、除菌サービスという側面は汚れの正体から見た言い換えです。

 

もちろん、追い焚き配管内部の汚れにはいろいろあります。しかし雑菌に注目すべき理由は、雑菌由来のバイオフィルムが最も取れにくい汚れであるからです。さらにレジオネラ属菌という危険な菌が繁殖する可能性は日本中ゼロではないからです。

 

プロの風呂釜洗浄」では、高温で菌を死滅させる代わりに、マイクロバブル(魔法のブラシ)によって菌のかたまりをはがして流し出してしまうことによって除菌しています。追い焚き配管からバイオフィルムを除去することに成功したことはプロの風呂釜洗浄が初めてです。

 

弊社のプロの風呂釜洗浄担当部署名を「除菌サービスセンター」と名付けた利用はここにありました。