
追い焚き風呂という便利な機器を使っている負の側面として、追い焚きの際、湯船からお湯を吸い上げて、温めて戻している「追い焚き配管」の中が雑菌の巣になっています。「プロの風呂釜洗浄」は、それを解決するために開発された洗浄技法です。
先日も、浴槽のお湯を何日くらい溜めておいてよいかと、作業にうかがった先で、お客様からご質問をいただきました。除菌の観点から、毎日最後に使用する方が浴槽をカラにすることをお勧めします。
最初はきれいなお湯でも、どんなに念入りにかけ湯をしてからお湯に入ったとしても、人が湯船につかったら、雑菌と、雑菌の栄養分が、皮膚表面から湯船に排出されます。
したがって、あとは時間が経過するにしたがって、雑菌が倍々ゲームで増えていきます。時間が経過すれば自動的に雑菌が増えていくのです。一晩置くと雑菌の数が数千倍に増えてしまいます。したがって、追い焚き風呂の浴槽に溜めたお湯は、時間を決めてすべて捨ててしまうことをお勧めするという訳です。
他にも理由があります。大地震などによって断水した場合、トイレを流すために一定量の生活用水の備蓄が必要と言われてきた通念が変わったからです。大地震によって上水・下水の配管が破損することがよくあるのです。そのためトイレの用件は非常用トイレなどで済ませて、トイレを使わないことが最新の常識です。
また、小さなお子さんがいる家庭の場合なら、浴槽への転落事故防止です。これは小さなお子さんがいない家庭でも、小さな子供が遊びに来る可能性がある場合にはご注意が必要です。