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【プロの風呂釜洗浄・再入門】(16)プロの風呂釜洗浄は2つ穴タイプにも対応できます

追い焚きができるガス風呂釜には、浴槽に穴が1つの「1つ穴」と、穴が2つの「2つ穴」の2タイプあります。1つ穴に見えるのは、追い焚き配管の吸い込み口とはき出し口とを隣接できるからで、これができるのはポンプを使ってお湯を強制循環させているからです。

 

強制循環させるから、追い焚き配管が長くなっても対応できるようになって、1つ穴用の追い焚き配管は細くて長いことが当たり前となりました。これによって敷地面積に制約がある最近の戸建において、お風呂を二階に設置することを容易にしました。

 

一方、2つ穴が必要なのは、自然に発生する対流を利用してお湯を循環させているからです。バーナーに接して温められたお湯が上の穴から浴槽にもどってくると同時に、下の穴からバーナーに向かって流れ出ます。したがって、浴槽と風呂釜(バーナー)とを離して設置することができないので、浴室の壁の外側には風呂釜が設置されています。戸建ではまだまだこのタイプの追い焚き風呂を使い続けていることが多いです。

 

今回は、2つ穴のお風呂をお使いの方から洗浄の依頼がありました。風呂プロの風呂釜洗浄はもともと1つ穴の細くて長い追い焚き配管の有効な洗浄方法がなかったため開発されましたので、配管内にお湯を強制循環させることを利用した洗浄方法になっています。

 

しかし、ジェットバスの洗浄にも対応しているように、通常よりも時間をかけることができれば相応の洗浄効果を発揮できることを見込めます。今回はお客様から強い要望がありましたので、通常より時間がかかる可能性を事前了解してもらったうえでお引き受けしました。

 

下の穴から根気よく洗浄剤とマイクロバブルを入れ続けた結果、写真のように、追い焚き配管内部からはがれた汚れが泡に吸着されて、浴槽内に浮かびました。半透明で茶色っぽいドロッとした汚れと、白っぽいつぶ状と、2種類の汚れが含まれていました。お客様が気にされていたドロッとした汚れも、洗浄後追い焚きしても出てこなくなりました。

 

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