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【プロのエコキュート洗浄入門】(6) 追い焚き配管の汚れにゴムのカスが混じっていたら

エコキュートの洗浄では、追い焚き配管から出てくる汚れの中にゴムのカスが混じっていることがあります。そのときプロの風呂釜洗浄ではこのように対応します。

 

ゴムの黒いカスが出て来ることは、ガス給湯器(エコジョーズ含む)に比べるとエコキュートの方が多くなります。エコキュートの方が構造が複雑なのでゴムパッキンやゴム管を多用するからです。

 

ゴムには補強材としてカーボンブラックが使われているため黒く染められています。また、合成ゴムはもともと石油が原料であるので劣化すると溶けて、追い焚き配管内壁に付着してしまいます。それが水流によってはがれると黒いつぶになって浴槽に出てきます。

 

黒い粒がゴムカスであれば、写真のように浴槽の壁に付着して黒く汚します。では、ツブの正体がゴムだと判断したとき、プロの風呂釜洗浄は何ができるのでしょうか。

 

ゴムが出てくる場合、洗浄作業を行ううえで気にかけることは、その時点でゴムを一旦取り切ることです。

 

はがれかけているゴムのカスを一旦取り切ることができれば、出てくる汚れの量が大幅に減りますから、しばらくはしのぐことができます。仮に半年くらいしのげたなら、その間に配管内部のヌメリ系の汚れ(雑菌の巣)が進行していますので、それと合わせて定期的にプロの風呂釜洗浄をご依頼ください。