
季節の変わり目にはなにかと風邪を引きやすいもの。風邪の引きはじめには、生姜(しょうが)汁にお湯に加え、砂糖かハチミツを入れて甘くした「生姜湯」をよく飲みますが、これは日本に限ったことではありません。
それは生姜に含まれている辛味成分と精油成分が、血行を促進させて身体を温める効果があるから。また生姜の辛味成分には、防腐・抗菌作用と抗酸化作用があるほか消化を助ける働きもあります。お寿司についているガリは理にかなったつけ合わせなのです。
生姜湯は、日に日に寒くなるこの時期に、身体の芯から温めてくれるお風呂です。作り方は、生姜をひと握り分をすりおろし、しぼり汁を浴槽に入れてかき混ぜるだけ。薄くスライスした生姜を布袋に入れ、揉みながら入浴すると芳香効果が増します。