1年前に比べると「プロの風呂釜洗浄」の「風呂釜」が意味していた「追い焚き配管」に関する皆様のイメージがずいぶん変わってきました。そこで、「追い焚き配管」にもっと焦点を絞って、すっきりとした説明にシリーズ全体を書き直したいと思いました。
「プロの風呂釜洗浄」が開発されたのは2013年頃です。ということは40年間近く、風呂釜と浴槽をつなぐ「追い焚き配管」内に対して有効な洗浄方法がなかったのです。
「追い焚き配管」はお風呂の浴槽の壁にその出入口の断面を見せていますが、普段はフィルターを取り付けてあります。ですから、「追い焚き配管」は通常見えません。浴槽のエプロンをはずすと浴槽につながったペアチューブ(2本が平行につながっているチューブ)が浴室の壁から外へでていくまでの部分を見ることができます。せいぜいそれくらいです。
この細くて長い管(くだ)の内側が汚れているのです。細い(直径10数ミリ)ですが長い(最大10メートル近くになる)ので、総面積がそれなりにある内壁に汚れが付着して蓄積していきます。もともと追い焚きすると、浴槽の汚れたお湯を吸い込んでいるので汚れそうなわりには、常にお湯が流れている(循環している)ので、壁が汚れることはないだろうと思われていたのです。しかし実態は汚れておりました。
汚れていることは、「追い焚き配管」から浴室にごみ(黒や茶色のつぶつぶ)が出てくることでわかります。また追い焚きすると臭いを感じます。こうしたときには、プロの風呂釜洗浄なき時代は、風呂垢すくい(ネット)でその都度ごみをすくいとってしのいでいました。または臭いを隠すためには、入浴剤を入れたりしていました。
数年前にプロの風呂釜洗浄が誕生してから、「追い焚き配管」が汚れていることと有効な洗浄方法が開発されたことが同時に並行で、じわじわと知られてきました。しかしまだまだ知られていません。そこで、ものは試しで「プロの風呂釜洗浄」の実施をおススメします。その洗浄効果(いかに汚れていたか)を体験することが目からウロコが落ちると思います。