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【追い焚き配管洗浄入門】(6)配管内部がどうなっているのか

追い焚き配管内が想像以上に汚れていると聞いたとき、実際にどうなっているのか想像できますか。

 

キーワードは「ぬめり」です。「ぬめり」の語源は「ぬめる」。「ぬめる」とはぬめぬめするという意味です。浴槽に貯めたお湯の追い焚き利用は日を越さないように助言しているのは、日が変わるとお湯につかっている浴槽壁がぬるぬるしてくるからです。さわってみるとゼリーが壁に塗られているような触感があります。ほかにもシャワーヘッドの先っぽや、排水溝の内側など、ぬるっとした汚れがついていることがあります。

 

追い焚き配管の内壁にも、こうした「ぬめり」が溜まってしまうのです。ぬめりが溜まると、配管内の強い水流にも耐えてしまいます。そして広がったぬめりの中で雑菌が繁殖します。このような直接スポンジでこすり落とすことのできない追い焚き配管内部のぬめりを洗浄することが、「プロの風呂釜洗浄」によって可能になったというわけです。

 

「ぬめり」の中でも、雑菌が自らつくった、自分たちを包む保護膜のことを「バイオフィルム」と呼んでいます。追い焚き配管内部がバイオフィルム生産工場になっているおそれがあるのです。

   

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