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【追い焚き配管洗浄入門】(13)追い焚き配管洗浄から歯磨き理解へ進む道2

「配管洗浄から歯磨き理解へ進む道」の2回目です。実態としてガス給湯器/エコキュートの追い焚き配管を市販の洗浄剤で洗っても、お湯張り/追い焚きの際、配管から浴槽に汚れの粒が出てくることが止まらないことが多いです。

 

「追い焚き配管」は細くて長くて、途中で折れ曲がっているので、管の中に突っ込めるようなブラシ自体が存在しません。そこで、泡(マイクロバブル)を汚れた箇所にぶつけることによってブラシの働きを代用させる洗浄技法が「風呂釜洗浄PRO」でした。

 

今、多くの方が、追い焚き配管の洗浄には市販の洗浄剤で対応するものと思っておられます。ですから、お湯張り/追い焚きの際、配管から浴槽に汚れの粒が出てくると、市販の洗浄剤をときどき使っているのになぜこうなるのかと疑問に思われます。

 

これと似たようなことが、口腔ケア(口の中の衛生管理)でも起こっています。

 

多くの方は、食後に歯ブラシを使って歯磨きをすることを常識だと思っています。しかし、残念ながら、この方法では虫歯/歯周病予防にはつながりません。歯ブラシだけを使って磨いたのでは、プラーク(バイオフィルムに覆われた雑菌の集合体)を十分に落とすことができないからです。

 

プラークが多く付いている「歯と歯の間」に歯ブラシの毛先を入れても、毛先が歯間に当たっていないので、毛先を押し当てる力が歯間に向かわないのです。

 

追い焚き配管内の汚れと同様、バイオフィルムに守られた汚れ(雑菌)はしっかり付着していますから、簡単には落とせないのです。

  

そこで、歯ブラシは補助的なものと考えてください。主として、デンタルフロスという糸や、歯間ブラシを使ってください。フロス(糸)を歯と歯の間の根本まで挿れたら、向かい合った歯面のいずれか片方に糸を当て、力を加えながら持ち上げていきます。終わったらもう片方に糸を当てて同様に行います。ある程度の力を入れないとプラークを取ることができません。そのくらいプラークはしっかりと取り付いています。[続く]

 

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