エコキュートの定期的なメンテとして、貯湯タンクからの「水抜き」があります。この説明をするときに、エコキュートの貯湯タンクは巨大な電気ポットだから、使っていると底に水垢が溜まることも同じ、というたとえを使うとわかってもらいやすいことに気がつきました。
貯湯タンクから水を抜く操作は基本的に同じなのですが、抜く水量が大きく異なる2種類の「水抜き」が存在します。ところが、ほとんどの方が両者を区別していないので、「水抜き」は自分では難しいと思っていらっしゃいます。
ときどき行った方がよい「水抜き」は、貯湯タンクの下部に貯められた水道水からわずかとはいえ水垢が沈殿することへの対応です。このために必要になる2~3か月に1度程度の「水抜き」では、貯湯タンク全体の「水抜き」を行う必要はありません。こちらは貯湯タンクの底近くの水を抜けばよいので、約2分間程度の排水でOKです。長期間使わないときの「水抜き」とは抜く水量が大きく異なるわけです。
◎これまでに、エコキュートからゴムくずが出てきたことに触れたブログがこちらです。
【エコキュート洗浄入門】(4)貯湯タンクの水抜きには2種類あります