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【健康入浴とは】(17)猛暑の夏は熱中症に一層の注意を

高温下の屋外を徒歩で移動したり、炎天下で作業をしたりすると、過度に体温が上昇したり、脱水症状になったりします。すると、体にこもった熱をうまく逃がせず、熱中症が発生します。夏に熱中症が増える訳です。

 

特に夏の高温化においては、最も有効な体温を下げる機能は発汗なので、補給がないとますます脱水症状の危険が高まってしまいます。

 

ただし、高温環境下にいても熱中症になる人とならない人がいるのは、年代や体調、服装といったさまざまな条件に左右されることとも関係ありますが、なんと言っても備えとしての水分補給の習慣化の有無です。

 

入浴時には汗をかくことによって数百ミリリットルの水分が体から失われますので、入浴前に水分の補給をしておく習慣をお持ちかと存じます。考えてみればこの汗をかく前に水分補給をすることを、室外の猛暑下に出ていく前においても、熱中症を予防するための習慣とすればよいのです。