· 

【追い焚き配管洗浄・再入門】(2)追い焚き配管の通し方によって汚れに大きな差が

 

皆様のお家の屋外にあるガス給湯器またはエコキュートの設置位置と、お風呂の位置を思い浮かべてください。現在、浴室から壁1枚を隔てた外側にガス給湯器またはエコキュートが設置してあることはほとんどなくなっています。

 

このように給湯器と浴室は離れていることが多いです。2階に浴室を持っていった戸建てがめずらしくありません。追い焚き配管の長さは最大10メートル程度までとされていますが、その最大くらいが当たり前になっているようです。長いと、汚れが溜まりやすい箇所ができる可能性が上がります。循環口からたくさん汚れが出てくるケースは。追い焚き配管の長さに依存しているように思います。

 

ところが、使用年数から予想したより実際は汚れが少なかった事例があります。プロの風呂釜洗浄では、汚れが少なくてもその汚れを必ずはがし取るので、循環口から出て来た泡が全く汚れていないことはありません。差がつくのは汚れた泡が湯船表面に広がったときの面積です。逆に予想以上に汚れが出てきたこともあります。

 

このように、追い焚き配管の汚れやすさがあるようです。給湯器と浴槽との間を追い焚き配管(ホース)で結ぶルートを、何通りもある中からどのように決めるのか重要です。追い焚き配管が細くて長いということは、管内をお湯が高速に流れることになります。ですからもともと汚れが沈着しにくい条件にあるので、うまく配管すれば汚れにくい配管を実現できそうです。

 

ただし、どんなに追い焚き配管をあちらこちら折れ曲がった通し方をしても内壁に汚れがつかない、ということはなさそうです。なぜなら24時間絶え間なく追い焚きをするわけにはまいりません。必ず水流が止まっている時間帯ができます。おそらく汚れが沈着して、およそ24時間以内の時間内でバイオフィルムが形成されるのは、追い焚きが止まっている間になるのでしょう。

 

しかし、追い焚き配管がまっすぐ配置されていたら、高速の追い焚き循環によって、形成され始めたバイオフィルムのテントはあらかた流れに持っていかれてしまうでしょう。ですから、ほとんど折れ曲がり箇所なく上手に配管されたケースのように、汚れがつきにくく配管されるケースが実際に存在するのだと思います。

 

そうなっていたら幸運であるというべきでしょう。実際に追い焚き配管が汚れにくいお風呂を目にしました。そういうときはお客様へ「よごれにくい配管になっているようです」とお伝えしています。

 

 [料金表] [サービス地域] [追い焚き配管の洗浄とは・トップ] [ブログ・トップ]