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【健康入浴とは】(22)台風被害の後、感染症の増加に注意

台風19号による記録的大雨の影響で、東北から関東甲信にかけての広い範囲で河川氾濫が相次ぎ、大規模な浸水などが各地で多発しました。そのため住宅地に大量の水が流れ込んで、川べりの住宅や農地が水に浸かる被害が出ています。謹んでお見舞いを申し上げます。

 

日頃お風呂の除菌を訴えている立場から一言申し上げます。災害発生から1週間程度経過すると、それに起因する感染症が増え始めることに気をつけてください。

 

台風の後感染症が増加するのは、浸水などによって地面の浅いところが掘り起こされるため、おとなしくしていた細菌たちが地表に出てくるからです。水が引いた後も空中や地表面に残り続けます。これに、被災者がケガをしたり、体力が低下して感染症にかかりやすくなっている事情が重なります。

 

昨年の2018年7月豪雨の後、岡山県ではレジオネラ肺炎の報告が増えています。これはレジオネラ菌で汚染された雨水を誤飲したり、土埃と共にレジオネラ菌を吸引することによって引き起こされたものです。

 

万が一あなたが、熱っぽい、のどが痛い、咳、けが、嘔吐、下痢などがあるときは、ためらうことなく 医師や 看護師に相談してください

 

そして被災地に入りボランティア活動に入る方は。洪水後のがれき、土砂などに潜む細菌による感染症にくれぐれもご注意ください。その際、できるだけ肌の露出の少ない服装で、ケガをしないように長靴、ゴム手袋を付け、粉塵を吸い込まないようにマスクを着用するようにしてください。

 

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