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【追い焚き配管洗浄・再入門】(11)あなたのお風呂でレジオネラ菌を増やさないためにはどうすればよいのか

レジオネラ属菌の感染症は年々増えています。これはレジオネラ属菌の感染症が注目されて、検査が充実してきたこと、データが漏れなく報告されるようになったことが要因として大きいです。また、自然災害に見舞われる日本列島において、土壌中でおとなしくしていたレジオネラ属菌が、水害によって地表・空気中に追い出されたことも見逃せません。

 

(1コマ目)レジオネラ属菌は日本中どこにでもいますので、あなたのお風呂が無菌ということは、まずありえません。しかし、レジオネラ属菌がお風呂に持ち込まれたときに、菌が増殖できる環境でなければ問題ありません。環境が整えば、菌はすごい勢いで増殖しますが、環境が整わず増殖できなければ、特に悪さをするわけではないのです。ではどうすればよいでしょう。

 

(2コマ目)人体に付着したまま、湯船までたどりついたレジオネラ属菌は、追い炊きONとともに追い炊き配管内に吸い込まれます。そのとき、配管内壁の汚れ具合が菌の増殖可能性を左右します。

 

汚れている、言い換えればバイオフィルムに覆われているかどうか。バイオフィルムで覆われていればそこを住処にしているアメーバも活動しています。るでしょう。

 

(3コマ目)アメーバはレジオネラ属菌を捕食します。驚くべきことに、レジオネラ属菌はアメーバの体内で増殖を始めます。逆に寄生するのです。

 

(4コマ目)アメーバはバイオフィルムのテントの中にもぐりこんで、配管内の水流に流されないよう身を守ります。

 

いかがでしょう。こうしたアメーバやバイオフィルムのおかげで、レジオネラ属菌が繁殖できる環境が整うのです。やがて、バイオフィルムのテントが狭くなって、レジオネラ属菌があふれ出します。そうなると、湯船に大量のレジオネラ菌が流入して、それらがエアロゾルに乗って空気中に出てきます。いよいよ感染のおそれが発生します。

 

したがいまして、レジオネラ属菌が追い炊き配管内に紛れ込んだとき、内壁にバイオフィルムが付着していなければ、増殖→感染にはつながりません。

 

そして、現在、追い炊き配管内のバイオフィルムを有効に除去できる技術は「風呂釜洗浄PRO」だけです。

 

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