
歯周病のバイオフィルムを例にあげて、バイオフィルムができてしまうと、簡単に除去できないことを説明しました。
では、プロの風呂釜洗浄が、バイオフィルムをどうやって取り去っているのか、4コマ漫画を使って説明します。
(1コマ目)プロの風呂釜洗浄未処理だと、バイオフィルムがいったんできると成長する一方になってしまい、内壁を覆っています。
(2コマ目)風呂の浴槽で数十マイクロメートルほどの微細な気泡(マイクロバブル)を作りながら追い焚きすると、マイクロバブルが追い焚き配管内に吸い込まれます。
(3コマ目)マイクロバブルがバイオフィルム表面に吸着されます。追い炊き時に配管内には高速の水流が発生しますので、吸着がすぐにはがされて、また吸着されてすぐにはがされて・・・を繰り返していると考えられます。
そのとき、バイオフィルムの表面が削がれて、マイクロバブル側に移ります。
(4コマ目)プロの風呂釜洗浄を実施している最中(追い焚きON状態)には、このようなことが起こっているのです。その結果、時間の経過とともにバイオフィルムが取れていきます。
バイオフィルムの破片をつけたマイクロバブルは色がついていますから、それらが浴槽に浮かぶと模様を作ります。