· 

【追い焚き配管洗浄・再入門】(20)お湯張りの際ごみが出てこなくてもプロの風呂釜洗浄を

「お湯張りや追い焚きで、循環口からごみが出てきたら風呂釜洗浄プロの依頼を」と謳ってきましたが、ごみが出てこなくても、けっこう追い焚き配管内がよごれていることがあります。

 

最近の相談事例です。相談で終わったのは、追い焚きが動かなくなった案件だったからです。ガス給湯器のリモコンで追い炊きボタンを押したとき、エラー表示が出て動かないとのこと。

 

4コマ漫画に図示したように、追い焚き風呂の3要素は、給湯器(屋外に設置)、追い焚き配管(壁の中や床下に設置)、浴槽ですから、追い焚きができなくなったとき、まず疑われるのが給湯器です。

 

しかし、給湯器が動かなくなる原因として、給湯器自体の故障のほか、追い焚き配管から供給される水量が少ないことを検知したため動かないという、給湯器が正常であるゆえという場合があります。

 

追い焚き配管から給湯器に行く水量が減る原因の一つとして、よごれの蓄積による配管づまりがあります。そのため、先述の相談事例では、追い焚きが動かなくなったので給湯器を新品に取り換えたのだがそれでも動かないとのこと。ただし追い焚き配管もいっしょに取り換えたのではありません。

 

実は、プロの風呂釜洗浄では、追い焚き機能による配管内のお湯の強制循環を利用して、配管内を洗浄しますから、追い焚きがまったく稼働しないん場合は洗浄ができないのです。

 

完全に動かなくなる前は、ときどき動かなくなった際何度も追い炊きボタンを押していたとのこと。その段階で風呂釜洗浄プロを呼んでくれていたら、追い焚き配管の詰まりという要因が取り除けたかもしれないのに、と思います。

 

今回の事例では、浴槽によごれが出てこなかったり、給湯器を10年近く使用していたりしたため、追い焚き配管内の汚れを疑わなかったとのこと。

 

給湯器を長く使っていると、それ自体の寿命に近づく一方で、追い焚き配管内の汚れ蓄積もそれだけ進んでいます。ですから、長年追い焚き配管の洗浄を実施していなかったら、ごみが出ていなくても定期的に風呂釜洗浄プロを実施することをお勧めします。

 

[料金表] [サービス地域] [エコキュートブログ・トップ] [追い焚き配管の洗浄とは・トップ] [ブログ・トップ]