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【プロの追い焚き配管洗浄入門】(4) 追い焚き配管とはこんなもの

今回は改めて、追い焚き配管そのものの形や材質について説明しておきます。なにしろ、浴槽についている出入口の断面にはフィルターをかぶせてありますし、あとは壁の中、床下を通っていますのでほとんど見えません。見えないものの正しいイメージを持ってもらうことに努めすぎることはありません。

 

ガス給湯器を交換するとき追い焚き配管も交換しますか

 

実は追い焚き配管が見えないところを通っているということは、もし配管を交換するなら床や壁の工事が必要ということです。それゆえ、10年以上使い続けたガス給湯器を新品に交換する際、追い焚き配管をそのまま使い続けることがほとんどです。追い焚き配管は簡単に交換できないものなので、内部洗浄によるメンテナンスが必要となるわけです。

 

 追い焚き配管=ペアチューブ

 

追い焚き配管は、給湯器へお湯を送る配管と、浴槽にお湯がもどってくる配管(チューブ)との2本からなります。壁の中や床下を迂回しながら浴槽と給湯器とを結ぶために、最長で10メートルほどになることがありをます。また、チューブの内径が13ミリ、外径が23ミリほどです。2本のチューブの起点と終点が同じですので、2本が平行に並んだままの形でつないだペアチューブになっています。

 

これだけ細いチューブによって、限られた時間内に浴槽に温められたお湯を供給するために、お湯が追い焚き配管内を高速で流れています。高速流の元でも配管の内壁に付着できることは、生きた汚れであること(バイオフィルム)の所以です。

 

最近は樹脂製が多い

 

追い焚き配管の素材は、金属、樹脂、ゴムと様々です。最近は加工のしやすさから樹脂が選ばれることが増えています。樹脂は柔軟性のある素材のためお湯が高速で循環するとき、配管全体に振動が起こる可能性があります。振動が騒音を発生することもあります。

 

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