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【プロの追い焚き配管洗浄入門】(15) 転居先の風呂釜洗浄を実現するために知っておきたいこと(新版)

賃貸住宅では、空室ができたら、たいてい部屋全体のクリーニングを行います(空室クリーニング)。ところが現在でも空室クリーニングには、風呂釜/エコキュートの追い焚き配管洗浄が含まれていないことが多いです。これは、部屋全体のクリーニングの中の優先順位において、風呂釜洗浄が低いからです。これは、クリーニング業者の意識の問題ですので、将来改善されるかもしれません。

 

風呂には外からは見えないトコロあり。それが追い焚き配管の内部」。ほうっておくと、そこが雑菌の巣になっています。それにもかかわらず、そこが空室クリーニングの対象になっていないことがよくあることを知っておいてください。それゆえ、転居したら早めに、ガス給湯器またはエコキュートの試運転(お湯張り/追い焚き)を行って、お湯張り口から汚れの粒が出てこないかチェックしましょう。

 

追い焚き配管の内部は、使用に応じてけっこう汚れがたまります。しかも、たとえ新しい給湯器が設置されていても、追い焚き配管は以前のものが引き継がれていて、洗浄しないまま長く使われていることが多いです。今から10年余り前までは、金属製の追い焚き配管が使われていました。金属製の配管がコンクリートの壁に埋め込んであると簡単に交換できないのです。

 

もし、沸かし口から汚れ(粒)が出てきたら、それは前住者が追い焚き配管内部に残していった汚れということになります。それを発見したら、管理会社に「プロの風呂釜洗浄」もしくは「追い焚き配管の洗浄」の実施を頼んでください。

 

実態としては、入居者が越して来るまでに「プロの風呂釜洗浄」が行われているケースはほとんどありません。管理会社が「プロの風呂釜洗浄」の必要性を認識していないこと、空室クリーニングのメニューに「プロの風呂釜洗浄」が含まてれいないこともさることながら、前住者の退去時にガス会社がガスを止めてしまうので、その後「プロの風呂釜洗浄」ができくなってしまうからです。このことも知っておいてください。

  

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