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【浴槽エプロン裏・洗浄入門】(2) 浴槽エプロン裏洗浄はどのようにするのか

浴槽エプロン裏洗浄も、追い焚き配管洗浄同様、まとまった汚れの除去をプロに頼んで、その後、ご自身ができることを行って汚れの蓄積を抑制するという役割分担を行うことがとよいのでは、と思います。

 

では、浴槽エプロン裏洗浄において、ご自分でできることとはどのようなことでしょうか。

 

まず浴槽裏や浴槽下床面の黒カビは、全面に広がっています。それに対して、エプロンを取り外しても、浴槽裏が見えるのはエプロン側だけです。

 

そこで、さらに浴槽を取り外してしまえば、浴槽裏や浴槽が置いてあった床面を全体に渡って洗浄することができます。

 

浴槽を裏返して裏面をブラシで洗えれば、汚れに関しては新品状態に戻せます。実は手間をかければ理想を実現することができるのです。浴槽はとりはずしができることが多いのです。むしろ、立派な浴槽であればあるほど取り外しが困難になります。

 

取り外しができるか、お客様によるご判断がむずかしいので、来てもらったプロによる判断が必要になります。また、取り外しに手間がかかりそうな場合は確保できる作業時間内に完了できるかという別の判断が加わります。

 

浴槽を取り外して洗浄しない場合の対応が高圧洗浄です。ホースをつないでその先を絞って水流を勢いづけることを機械的に実現するもので、この水流がまともに当たればブラシでこすることと同様の効果があります。

 

しかし先述したように、浴槽をそのままにして、エプロン側から洗浄するので、高圧水流を当てることができない場所が残ってしまいます。浴槽下の床面は真っ黒になっていることがありますが、床面なら隙間を通してほぼ全面に高圧水流が当たる可能性があります。

 

エプロン反対側の浴槽裏は絶対に水流を当てられませんが、エプロン側の浴槽裏の具合と同じくらいの汚れを残したことになります。浴槽裏より床面の汚れの方が深刻なことが多いので、床面の黒カビの方が見えなくなれば大きな成果だと思います。

 

追い焚き配管内の汚れが取れにくいのは、雑菌が自ら作ったバイオフィルムに守られているからであるように、浴槽裏の黒カビは、根をはっているゆえ、取りにくいのです。

 

それゆえ、ホースの口を指で絞って勢いよく水をかけても、黒カビを取り切ることはできませんが、いったんプロがきれいにしたところに行えば、再び黒カビが取り付こうとすることの抑制を期待できます。

 

 

【浴槽エプロン裏洗浄の料金表】