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【プロの追い焚き配管洗浄入門】(21) 追い焚き配管から出てきた汚れが湯船に模様を描く理由(新版)

「プロの追い焚き配管洗浄」を実施したとき、湯船に浮ぶ汚れた泡が模様を作る理由を、4コマ漫画を使ってお話しします。

 

それぞれのコマはお湯を張った浴槽を上から見たところです。一つ穴ですので、追い焚きをしたとき、お湯の吸い込み/はき出し口(循環口)が一か所にまとめられて(この場合は左側に)ついています。

 

循環口がかぶるくらいまでお湯を入れてから、追い焚きを働かせてお湯の循環を起こします。お湯には、a)洗浄剤を加えてあり、水中ポンプを使って、そこにb)マイクロバブルを注ぎ込みます(絵から省略しています)。

 

洗浄剤+マイクロバブルの効果で、追い焚き配管内で泡が発生して、その泡が次々と、循環口から出てきます。追い焚き配管の内壁についていた汚れを泡が取り込んでいるので、泡が汚れています。

 

追い焚き配管の中で成長した泡は、循環口から出てくると湯船表面に浮かびますので、ふたたび配管内に吸い込まれることはありません。循環口からのお湯のはき出しの流れに乗って、反対側の浴槽の壁側へ流されて、そこにたまっていきます。

 

追い焚きを使った循環が進むにつれて、洗浄剤+マイクロバブルによって配管内壁がきれいになっていきます。最初に出てきた泡である壁沿いの泡が最も汚れていて、壁から離れる方向に(循環口に近づく方向に)泡がきれいになっていきます。すると最初黒っぽかった泡がだんだん白くなっていくように見えます。

 

循環口から出てくる泡がきれいになったら、追い焚き配管内の汚れが取れたことになります。黒っぽい泡の広がり具合が、汚れ具合を示しています。

 

このような仕掛けで、見えなかった追い焚き配管内の汚れの見える化が「プロの追い焚き配管洗浄」によって実現します。