· 

【プロのエコジョーズ洗浄・再入門】(2) 細くて長いエコジョーズの追い焚き配管内を洗浄する手法とは(その1)

 

エコジョーズは1つ穴タイプの追い焚き風呂

 

エコジョーズは、本体を室外に設置して、ポンプの力で浴槽から水を吸い上げ、給湯器内部で温めて浴槽に戻しています。このとき使用する配管が「追い焚き配管」です。吸い込み口と吐き出し口が、浴槽内壁の近い場所に設けてあるので、浴槽にあける穴が1つですみます(1つ穴と呼ばれます)。

 

追い焚き配管は、室外に置かれるエコジョーズ本体と浴室との間の距離以上の長さが必要ですから、10メートルを超えることもよくあります。そして細いです。現在合成樹脂製が主流の追い焚き配管では内径13ミリほど、外径23ミリほどです。

 

戸建てであればお風呂を2階に作ることが増えています。そうなると追い焚き配管が長くなり、しかも壁に沿って設置しないといけないため、折れ曲がり箇所が多くなります。

 

細くて長いということは、管の中を流れる水またはお湯の流速が早くなるので、当初、配管内部に汚れがつかないと言われていました。ところが、「プロの風呂釜洗浄」によってあちらこちらで配管の洗浄が行われた結果、のきなみ汚れている実態が明らかになった次第です。 

 

この細くて、長くて、折れ曲がり箇所が多い配管では、湯垢などが混じったお湯が繰り返し通過するうちに、追い焚き配管の内壁に汚れが付着していたのです。

 

次回は「プロの風呂釜洗浄」が追い焚き配管の汚れをどのように取っているのか、わかりやすく説明します。