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【プロのエコジョーズ洗浄・再入門】(6) 追い焚き配管の除菌のためなら毎日浴槽をカラにすることをお勧めします

追い焚き風呂という便利な機器では「追い焚き配管」の中が雑菌の巣になっています。プロのエコジョーズ洗浄」は、それを解決するために開発された洗浄技法です。

 

洗浄作業にうかがうと、浴槽のお湯を何日くらい溜めておいても大丈夫かと、ご質問をいただくことがあります。これには除菌の観点から、毎日最後に使用する方が浴槽をカラにすることをお勧めしています。

 

最初はきれいなお湯でも、どんなに念入りにかけ湯をしてからお湯に入ったとしても、人が湯船につかったら、雑菌と汚れが、皮膚表面から湯船に移ります。。

 

そうなると、時間が経過するにしたがって、雑菌が倍々ゲームで増えていきます。時間が経過すれば自動的に雑菌が増えていくのです。一晩置くと雑菌の数が数千倍に増えてしまいます。したがって、追い焚き風呂の浴槽に溜めたお湯は、入浴が終わったらすべて捨ててしまうことをお勧めするという訳です。浴槽のお湯をすべて捨てたら、追い焚き配管内のお湯も抜けます。

 

また以前は、お風呂の残り湯を洗濯に使用することが生活の知恵とされましたが、一晩置くといちじるしく雑菌が繁殖していることがわかってきたので、お勧めしません。

 

また、大地震などによって断水した場合、トイレを流すために一定量の生活用水の備蓄が必要と言われてきた通念も変わりました。大地震によって上水・下水の配管が破損した状態でトイレを使うと、床下(=下のフロアの天井裏)に汚水が漏れてしまいます。災害時、トイレの用件は非常用トイレなどで済ませて、トイレを使わないことが最新の常識です。