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【プロの追い焚き配管洗浄・再入門】(2) 追い焚き配管の中で雑菌が繁殖しています

 

湯船につかるという日本人の習慣にマッチした追い焚き風呂。その習慣が日本人の健康維持にや長寿命化に大きく寄与しているという研究結果も発表されています。しかしその仕組みがもたらす衛生面に対してはケアが必要、という現実を知った上での活用が求められます。

 

写真は浴槽の内側にある循環口(一つ穴タイプ)です。ここから先がお風呂の見えないトコロと言われる、追い焚き配管になります。浴槽のお湯を給湯器まで運ぶ配管の吸い口と、給湯器で温められたお湯を戻して浴槽にはき出す口の両方がここに集まっています。

 

追い焚き配管(パイプまたはホース)はけっこうな長さになっているため、お湯の流れが止まっているときに、配管の中に溜まった残り湯を使って雑菌が繁殖してしまいます。そもそも配管の中というのは、浴槽とちがって洗浄することができないトコロなので、最も汚れた場所となります。

 

繁殖する雑菌の種類としては、大腸菌、ブドウ球菌、緑膿菌等です。しかし死亡に至る肺炎を起こすこともあるレジオネラ属菌がある条件の下で増殖していることがあります。すべての雑菌が健康によくないわけではありませんが、雑菌を選ぶことができないので、追い焚き配管の内部を洗浄して、雑菌全体を定期的に除去するしかありません。赤ちゃんや小さな子供、病気などで感染に弱いご家族や高齢者がいらっしゃる場合は、より配慮が必要です

 

このときに有効な結果を出せる洗浄方法が「プロの追い焚き配管洗浄」となります。順に、その理由を説明してまいります。