浴槽に出てくる汚れ中にサビやゴム
浴槽の沸かし口から黒い汚れ(つぶ)が出て来ることがきっかけで、お風呂の見えないところ(追い焚き配管内)の汚れに気が付いたというケースがよくあります。現場で追い焚き配管を洗浄してみると、浴槽に出て来る黒いつぶの中には、汚れ(ヌメリ)とともにサビやゴムのカスが混じっていることがあります。
ゴムには補強材としてカーボンブラック(塗料)が使われているから黒くなっています。また、合成ゴムはもともと石油が原料であるので劣化すると溶けて、配管内壁や浴槽の壁にくっついてしまい、黒いつぶ状のよごれとなります(1番目の写真)。
サビである場合、どこのサビかというと配管(金属製の場合)そのものから出たサビです。追い焚き風呂給湯器と浴槽との間でお湯を循環する配管です。
設置時期としては2000年が境目になっていて、それ以降に設置された配管には樹脂製ホースが多いのですが、それ以前に設置された配管には銅製が多いのです。
したがって、15年以上経過した銅製の配管がサビていることがよくあります。浴槽や給湯器を新しくしても、壁の中や床下をはわしている配管を交換することが大きな工事になるためそのまま再使用していることが多いのです。マンション等集合住宅ではいっそうその傾向があります。そうなると当初設置された銅製の配管が今でもそのまま使われています。
黒いつぶがサビだったときは
「プロの風呂釜洗浄」はお風呂の追い焚き配管内の汚れを取る技術ですので、配管自体が発生源になるサビのつぶを取り切れない場合があります。配管内洗浄でサビをいったん取り切ることができると黒いつぶの出方を大きく改善できますので、黒いつぶがサビだとわかれば、洗浄を通常の時間より長く実施しています。あくまでも配管内のサビ具合によって、サビの出方をどこまで改善できるかはケースバイケースになります。
なお黒いつぶがサビであることがわかった場合には、根本的解決のためには配管を交換する必要がありますので、原因がサビであることをお客様にはっきりお伝えしております。
また、サビの見分け方は押しつぶしてみることです。サビのつぶ(2番目の写真)を押しつぶすと粉々につぶれます(3番目の写真)。一方汚れ(ヌメリ)であれば押しつぶそうとすると伸びたり広がったりします。
お風呂の湯沸かし口から黒い汚れ(粒)が出て来るようになったら、それがプロによる配管(パイプ)内の洗浄を依頼する合図です。
ガス給湯器やエコキュートの内部や機器周りにおいて、配管同士を結合する際、水漏れ防止にゴムパッキンを使用します。これが劣化すると、その一部がはがれて管をつたわって浴槽に出て来ることがあります。
前述したとおり、金属製の配管を使っている場合は、黒いつぶがサビであることがあります。いずれにしても、給湯器を長年お使いになったときにおこる現象ですので、追い焚き配管洗浄をおススメする目安です。
ガス給湯器よりエコキュートの方がゴムのカスが出て来ることが多い
ゴムの黒いカスが出て来ることは、ガス給湯器に比べるとエコキュートの方が多くなります。これは、ガス給湯器に比べて、写真(エコキュート内部)のように、エコキュートの方がパイプのつながり方が複雑であることが原因の一つです。配管と配管のつなぎ目にはゴムパッキンが必要ですから、それだけゴムパッキンを使用する箇所数が多くなります。
また、エコキュートでは機器内部にゴム製の配管を使っていることがあります。ゴム配管が、濡れたり乾いたり、温められたり冷えたりすることで劣化すると、管の内壁がはがれてきます。
ゴムのカスは浴槽の壁面をよごします
ゴムには補強材としてカーボンブラック(塗料)が使われているから黒くなっています。また、合成ゴムはもともと石油が原料であるので劣化すると溶けて、配管内壁や浴槽の壁にくっついてしまい、黒いつぶ状のよごれとなります。
東京・川崎・横浜のエコジョーズ/エコキュートの追い焚き配管洗浄をおまかせください
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長くて細い「追い焚き配管」内には、ブラシを入れることができません。そこで、泡(マイクロバブル)の力を借りる独自の洗浄技法を作り上げました。
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