
「追い焚き配管」というと材質が金属であろうと思ってしまうかもしれません。確かに以前は銅製のパイプ(銅管)が多く使われていましたが、現在は樹脂製(耐熱性硬質塩ビ管、ポリエチレン管等)のホース(写真)が使われることが多くなっています。
また、よく使われる管の大きさは内径が10~15ミリほどで、片道10~15メートル以内となることが勧められています。追い焚き配管が細いこと、また長く設置しているケースがあることをを実感していただけたでしょうか。
写真は、樹脂製のものです。右上に見える切れ端をよく見ると、2本のホースが平行に固着されています。これは、浴槽とガス給湯器との間をお湯が往復する経路になるため、必ず2本必要になるからです。ペアホースと呼ばれています。
追い焚き配管とはこのような破損しやすい構成品だったのです。従って、こうした樹脂製の追い焚き配管を洗浄によって破損させないよう、「プロの風呂釜洗浄」では高圧洗浄機を使用しません。ポンプを使用しているのはマイクロバブルを発生させるためです。
なお、高温殺菌工法を使用しないので、配管へのダメージもなければ、作業者が火傷するおそれもありません。お湯を排水する排水管が塩化ビニール製ならは数十度の温度で変形しますのが、「プロの風呂釜洗浄」なら追い焚き温度の最高値である48℃までの範囲内で最後まで作業します。