アレルゲンを洗浄して減らしても。洗浄の際持ち込む洗浄剤が新たなアレルゲンになることは残念なことです。
たとえば、お風呂場やキッチン、洗面所などの壁目地に黒く生えてしまっているカビは、塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム)で湿布して掃除することが多いです。ところが妊娠中の方や、赤ちゃん、また高齢の方がお風呂を使う場合には、塩素系漂白剤を避けた方がよいです。
その場合には、塩素系漂白剤ではなく「消毒用エタノール」をお勧めします。塩素系漂白剤のように白くは落ちませんが、消毒用エタノールが、カビのこれ以上の繁殖を抑えることができます。
除菌サービスセンターが使用する2種類の洗浄剤(液体と粉末)
その点、除菌サービスセンターが使用する2種類の洗浄剤(液体と粉末)は、いずれも塩素系ではありませんので、ご安心ください。
液体洗剤の主成分は第4級塩と2-フェノキシエタノールの混合物で、防藻効果やバイオフイルムの付着を防止する効果があり、人体に無害です。 第4級アンモニウム塩は、細菌類に対し、除菌力を有し、古くから除菌剤や環境洗浄剤として広く使用されています(中性)。
また、粉末洗剤には、界面活性剤・重金属・ヒ素・メタノールなどを使っておらず、自然界に存在する天然ミネラルが元となる過炭酸ソーダが主原料の 酸素系洗浄剤で、基本的には重曹と似た構成です(弱アルカリ性)。