· 

【身近な感染症対策】(3)シニアの歯磨きは虫歯予防より感染症予防のため

追い焚き配管の内部で雑菌が繁殖しやすくなっていますが、人体で雑菌が繁殖しやすい場所というと実はお口の中(口腔)です。

 

歯を磨く目的が年齢とともに変わっていくことをご存知ですか。

 

まず子ども時代は虫歯予防ですので、毎食後に磨いたほうがよいです。これが、大人になると目的が歯周病予防に変わります。歯周病予防は、新型コロナ感染症を含めた感染症予防につながります。

 

大人時代には、歯をキレイにするというよりは、お口の中全体をキレイにすることが目的になります。したがって、歯磨き回数を1日3回より多くした方がよいです。

 

口の中のすすぎを行って雑菌を洗い出すだけでも効果があります

 

高齢期に入ると、歯を磨く目的が肺炎やその他の感染症予防となります。高齢者がかかりやすい肺炎が誤嚥性肺炎です。食事を飲み込む力が落ちてくるので、口に入れた食事を誤って気道へ入れてしまうと誤嚥です。雑菌のついた食物が肺に入ることによって感染してしまうと肺炎を起こしてしまいます。

 

こうならないように、毎食後よりも多い回数の歯磨きまたは口の中のすすぎをお願いします。すすぎを行って雑菌を洗い出すだけでも効果があります。したがって、歯磨き粉をつけなくてもかまいません。

 

このように口腔ケア(口の中をキレイにすること)の役割は、追い焚き配管に対するプロの風呂釜洗浄と共通しています。

 

[料金表] [サービス地域] [健康入浴・トップ] [ブログ・トップ]

 

◎参考文献:岡田弥生著「シニアのための口腔ケア」発行所:梨の木舎 2018年7月